個展「点と線」
今年最初の中村隆太作品展「点と線」
3月25日に無事開催を終える事が出来ました。
期間中、遠くから会場に訪ねてくれた皆さま、
明星ライブラリーに足しげく通う常連の皆さま、
制作体験のワークショップに参加してくれた皆さま、
紐編みリングの制作ワークショップに参加してくれた皆さま、
Jazzライブをしてくれたのっきーさんのりこさん、
そして、
会場となった明星ライブラリーさん、
皆さん、本当にありがとうございました!!
(あ、あと店番をしてくれたノブ君も)
期間中、震災から1年を迎える日もあり、
複雑な思いもあったけど、
このランプの明かりがみんなの心を照らして、
みんなの気持ちを明るく勇気づけてくれる灯りであれたらと、
いくつか並べられる事の出来た新作に思いを込めました。
今回の個展で制作したランプたちを見ると、
デザイン性がひょうたんランプを作り出した頃に戻ったと感じた。
不規則に模様を表面にうめて行くのではなく、
規則性を持って、
穴の開いている部分で表現する模様、つまり光。
穴の開いていない部分で表現する模様、つまり影。
そして、その二つが作りだす光と影の模様。
陰と陽。
見る人には、どちらか一方しか見る事が出来ないかもしれない。
でも、先入観無く、
「見る」と言う意識だけに集中すると見えてくる「陰と陽」。
この個展はもしかしたら、
僕の作品を見てもらうだけではなく、
見る人が自分と向き合い、
今の自分を見つめ、
自分の心のバランスを確認するものだったのかもしれない。
そんな事に、今になって気付いてしまう僕は、
作者として、まだまだなんだな、と思う。
自分が作ったものを、作者が一番分かってなくてどうする。
これだから作品作りはおもしろい。
まるで子供を育てているようで。
子どもいないけど。
そして、
明星さんから帰ってきたわが子たち。
みんなお疲れさん。
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