個展「点と線」

遊楽民

2012年04月02日 17:12


今年最初の中村隆太作品展「点と線」


3月25日に無事開催を終える事が出来ました。



期間中、遠くから会場に訪ねてくれた皆さま、
明星ライブラリーに足しげく通う常連の皆さま、
制作体験のワークショップに参加してくれた皆さま、
紐編みリングの制作ワークショップに参加してくれた皆さま、

Jazzライブをしてくれたのっきーさんのりこさん、
そして、
会場となった明星ライブラリーさん、


皆さん、本当にありがとうございました!!
(あ、あと店番をしてくれたノブ君も)


期間中、震災から1年を迎える日もあり、

複雑な思いもあったけど、
このランプの明かりがみんなの心を照らして、
みんなの気持ちを明るく勇気づけてくれる灯りであれたらと、

いくつか並べられる事の出来た新作に思いを込めました。










今回の個展で制作したランプたちを見ると、

デザイン性がひょうたんランプを作り出した頃に戻ったと感じた。
不規則に模様を表面にうめて行くのではなく、
規則性を持って、
穴の開いている部分で表現する模様、つまり光。
穴の開いていない部分で表現する模様、つまり影。

そして、その二つが作りだす光と影の模様。


陰と陽。

見る人には、どちらか一方しか見る事が出来ないかもしれない。
でも、先入観無く、
「見る」と言う意識だけに集中すると見えてくる「陰と陽」。


この個展はもしかしたら、
僕の作品を見てもらうだけではなく、

見る人が自分と向き合い、
今の自分を見つめ、

自分の心のバランスを確認するものだったのかもしれない。




そんな事に、今になって気付いてしまう僕は、
作者として、まだまだなんだな、と思う。

自分が作ったものを、作者が一番分かってなくてどうする。




これだから作品作りはおもしろい。

まるで子供を育てているようで。


子どもいないけど。









そして、
明星さんから帰ってきたわが子たち。







みんなお疲れさん。









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